「うわっ!!前髪こげた!!」って叫んだことありますか?私は人生で2度ほどあります。一回目は中学生の時、理科の実験の最中にやらかしました。そしてもう一回はそれから約10年後。20代半ばの時ファイヤー・ウォレットでやらかしてしまいました!
おそらくマジックを趣味や仕事でされている方は経験しているであろう初心者ならではの失敗をあるある形式でまとめましたので、これから始めたいという方は私と同じ失敗をしないようにして下さい。
思ってたのと違う

危険度:★★★★☆☆☆☆☆☆
これはマジックを少しでも志したことがある人ならば、かなり強く共感してくれる”マジックあるある”ではないでしょうか?
そもそもタネが分かっているマジックを買うことはかなり少ないです。
特に最近はプロモーション動画が充実しているので、そこで見たすごいマジックのタネが知りたい!って思いで買った商品も多いです。
そして購入してしばしば「え?これじゃない!これのはずがない!!」「あんなすごいマジックがこんなチンケな仕掛けなわけがない!!」って思います。あるいは「角度に弱すぎて全然使い物にならないじゃねーか!!」とか「商品のクオリティが低すぎる!!こんなもん人前に出せるか!!」とブチ切れそうになることも茶飯事です。過度な期待は禁物です。
ネタを手に入れたことで満足してしまう
危険度:★★★★★★★☆☆☆
これも経験者が多いと思います。これは上記の”思ってたのと違う”よりは少しだけマシです(笑)。
これはネタを手に入れたことで満足して、結局披露する機会もなくただただ箪笥の肥やしになる場合です。あとは買ったネタが強烈に難しかったときなどはこの現象になりやすいです。あるいはネタがものすごく簡単だったときも同様にこの現象が起こります。
練習の必要をあまり感じないからでしょうか?この現象の怖いところは満足するのは一瞬で、またすぐに新しいネタがほしくなってしまうところにあります。この衝動を押さえるのはなかなか精神力が必要になります。
マジックグッズが部屋に溢れがち

危険度:★★★☆☆☆☆☆☆☆
上記2つを繰り返した結果がこれです(笑)。人によってはコレクターになってしまうことも。
私の場合トランプが必要以上にストックされています。珍しい柄のトランプがあったら衝動買いしてしまってた時期がありました。使い切る予定は今のところないです。
さらに親指とかがテーブルの上に出しっ放しになっていると家族にビックリされます。他にも自分で作るギミックの場合、練習用・本番用と何個も作ってしまって結局すべて使わず放置したり。
マジック用品も断捨離は必要です。使わなくなった物は思い切って捨てましょう。そしてしっかり片付けるようにしましょう。
すぐ披露したがる

危険度:★★★★★☆☆☆☆☆
どんな簡単なマジックも最低限の練習無しに出来る人はごくわずかです。よく“明日から出来るマジック”などテレビや動画でよく見かけるものも、しっかりと枕詞がつきます。
正しくは”最低限練習すれば明日から出来るマジック”です。
最低限がどれくらいかと言うと最低30分は必要です。
よくネタを覚えたてで全く練習せずに人前で披露する人がいます。(初心者の時の私ですw)
その結果は言わずもがな、台詞は適当だし手順もバラバラで大失敗のうえグダグダまま終わることが珍しくないです。簡単だからといって甘く見ていると痛い目にあってしまいますよ?
練習しすぎて飽きる
危険度:★★★★★★☆☆☆☆
人前で失敗しないように何度も何度も繰り返して練習することは、本当に大事なことです。そこにも大きな落とし穴が待っています。
完璧にしようとして何度も何度も繰り返すうちに自分がそのマジックに飽きてしまうんです。完璧になる頃には新しいマジックのネタが欲しくなってきて、結局披露することなくお蔵入りしてしまうことになります。
一人で練習することも大事ですが、失敗も許容してくれる家族など身近な人の前で披露して意見を言ってもらう。そうして少しづつ技術も話術もブラッシュアップしていけば少しは気分転換になるのではないでしょうか?
知ったかぶる

危険度:★★★★★★★★★☆
マジックをしていることを公言すると回りから手品のタネを聞かれることも多くなります。初心者がマジックのタネを全て分かるっていうことは基本的にあり得ません。
マジック界のスーパースターのデビット・カッパーフィールドさんなら分かるんでしょうけどw。
少し囓っただけの人に限って、”知らない””わからない”を言いたがりません。そして人のマジックを評しがちです。「あの人はうまい。」「あの人はそうでもない。」とか。他人の演技を見て勉強するのは非常に大事なことなんですが、思ったことは出来るだけ自分の心の中だけでとどめておきましょう。
その方がよっぽどミステリアスで周囲からはマジシャンぽく見られますから。
こだわりすぎる
危険度:★★★★★★★★★★
こだわることは悪いことではないのですが、マジックを覚え始めたときほど変にこだわりを見せる人が居ます。私です(笑)。
例えると、テクニックで見せるマジックは正しくてでギミックを使ってみせるマジックはどこか騙された気がして好きになれなかったりした時期がありました。
長い時間かけて習得したテクニックが必要なマジックをギミックなら同じことが出来るどころか、遥かに不思議な現象を演じられますから。しかもテクニック不要で。
つまりマジックにおいてギミックほど便利な物はないんです。へんなこだわりは捨てて素直にギミックを使いましょう。
かといってテクニックは絶対に必要になりますので私が出した結論は『ギミックとテクニックの融合が最強』ということです。日々の地道な練習は絶対に無駄にななりませんから。
全然お客様を見ない

危険度:★★★★☆☆☆☆☆☆☆~危険度:★★★★★★★★★★
ハッキリ言って癖の一つです。
そして何処を見ているかというと自分の演技している手を見ていることがほとんどです。これは失敗と言うよりも最初はほとんどの初心者が経験することです。
たいていはお腹の前に手があるので顔がうつむいた状態になっていますから、喋っても声がお客さんの方へ届かずボソボソと喋っているように聞こえてしまいます。
マジックが成功してもお客さんがイマイチな反応だったりしたときには、しっかりとお客さんの方を向いて演技できていたのかを考えて見ましょう。
練習方法としてはビデオカメラで演技を撮影するようにしましょう。その際自分の姿全体が見えるような配置にすると自分自身を俯瞰してみられますよ?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
上記は全て私の過去の失敗です(笑)
マジック演技中の失敗は数え切れないくらいありますけど、心構え次第で防げる失敗でもあるのでこれからマジックを趣味にしてみようという方は細心の注意を払って下さい。
小さな失敗の積み重ねがマジック嫌いになってしまったり、結局辞めてしまったりと非常にもったいないことになってしまいます。
このブログを読んでくれているあなたのマジックライフが少しでもいいものになりますようにお祈り申し上げます。
コメント